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「黒潮紀譚」

 

人間の想いや祈りを基にした存在、

「人像(ヒトガタ)」。

彼らは人間のような姿かたちを持ちながらも、

本体は人間たちの思念です。

人間のように見えるけれど、人間ではない人像。

自分たちそれぞれの思いを抱えながら、

今日もこの紀州・和歌山県で生きています。

 



 

 


 

【世界観について】

1巻に掲載したものです

 

 

 


 

【キャラクター設定集】

 

・大まかな資料

 

・地域別資料

 

【紀北】

和歌山県北部を指します。海草、那賀、伊都の3つの地域から成ります。

中世には、大きな力を持った寺社勢力が肩を並べました。

 

 

<海草(かいそう)>

和歌山県北西部の地域。県庁所在地の和歌山市と、海南市、紀美野町から構成されます。

人口も多く、2次産業・3次産業はこの周辺に集中しています。

古くには「名草(なぐさ)」、「海部(あま)」郡と呼ばれ、総称として「海草」と名付けられました。

 

 

 

<那賀(なが)>

和歌山県北中部の地域。岩出市、紀の川市から構成されます。

中世には大きな力を持った「根来寺」、「粉河寺」があります。

岩出市からは大阪へのアクセスもよく、年々便利になっていく地域です。

 

 

 

<伊都(いと)>

和歌山県北東部の地域。橋本市、かつらぎ町、九度山町、高野町から構成されます。

かの有名な高野山を擁する地域で、伊都では真言宗に関連する史跡が数多く、世界遺産としても注目されます。

鉄道は南海高野線が通っています。

 

 

 

【紀中】

和歌山県中部を指します。有田、日高の2つの地域から成ります。

みかんや梅など、和歌山の果樹が多く栽培される地域です。

 

 

<有田(ありだ)>

和歌山県中北部の地域。有田市、有田川町、広川町、湯浅町から構成されます。

「有田みかん」で有名な有田はこの地域です。「ありた」ではなく、「ありだ」と濁ります。

みかんだけでなく、日本遺産である「稲むらの火」や「醤油(発祥地)」など、見所の多い地域です。

 

 

 

<日高(ひだか)>

和歌山県中南部の地域。御坊市、印南町、日高町、日高川町、美浜町、みなべ町、由良町から構成されます。

和歌山県の名産品、梅の生産地です。紀州備長炭もこの地域で多く生産されます。

他にも、由良の興国寺や日高川の道成寺など、歴史あるお寺が注目されます。

 

 

 

 

【紀南】

和歌山県南部を指します。西牟婁、東牟婁の2つの地域から成ります。

「熊野」と呼称される地域があり、海と山、伝統文化が織り成す美しい地域です。

 

 

<西牟婁(にしむろ)>

和歌山県南西部の地域。田辺市、上富田町、白浜町、すさみ町から構成されます。

和歌山の主要観光地「白浜」を筆頭に、海の和歌山を連想させる穏やかな風景が広がります。

熊野三山の一角「熊野本宮大社」があり、関連史跡は多く存在します。

 

 

 

<東牟婁(ひがしむろ)>

和歌山県南東部の地域。新宮市、串本町、古座川町、太地町、那智勝浦町、北山村から構成されます。

熊野三山を成す「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」があります。

山深い古座川や、本州最南端の串本など、自然風景の美しい地域です。

 

 

 

 

【身長順に並べました】